Freedom Jazz dance

Freedom Jazz dance

CD紹介第二弾!!

皆さん、2週間ぶりどころか久しぶりです。
どうも。
今回初めての方、はじめまして。
(CDのジャケットの写真は今晩つけますので、少しお待ち下さい。m(._.)m)

今回は金管楽器の花形、トランペッターのオススメCDを紹介したいと思います。

ジャズトランペッターはたくさんいらっしゃいます。
で、僕は皆好きなのですが、その中でも二人のトランペッターのCDを厳選して1枚ずつ紹介します。



Miles Davis
Relaxin' With The Miles Davis Quintet

Miles Davis (tp)
John Coltrane (ts)
Red Garland (pf)
Paul Chambers (b)
Philly Joe Jones (ds)


一人目はもちろんこの人、"帝王"マイルス。
マイルスの音楽はクールだ。
トランペットの中音域を中心に使い、無駄な音を吹かないというスタイルだ。
音にもこだわりがあるようで、ハーマン・ミュートをよく使用している。

マイルスはジャズの歴史を作ってきたと言われているジャズジャイアンツの中でもカリスマ的な、リーダー的な存在です。
60年代後半からはエレクトリックなサウンドを取り入れ、70-80年代はファンクやヒップホップ、ロックなどの音楽を取り入れていましたが、そこらへんは僕は趣味が合わず、どんなもんかCD買ったものの一回聞いたっきりで、CD棚の奥の方で今も埃を被っています。
ストレートアヘッドなジャズを演奏していた40-60年代くらいまで("In A Silent Way"や"Bitches Brew"より前)の作品はどれも好きなんですけどね。

そんなストレートアヘッドなジャズを演奏していた初期のマイルス・デイビス・クインテットは1956年、プレステッジ・レコードからコロンビア・レコードへの移籍前にマラソンセッションを行い、2日間で4枚のCDをほぼワン・テイクでいっぺんに録ってしまったのですが、この「リラクシン」もそのうちの一枚です。

収録曲六曲、全てジャズスタンダードで、やっつけ仕事で録った(??)CDだったせいか、普段ミュージシャンがライブハウスでやるような感じでややこしいアレンジも全くなく、曲を素直に楽しめる。
ミュージシャンがライブハウスとかでスタンダードを演奏する時も特にアレンジがない限りこんな感じで演奏しています。
シチュエーションを選ばない名曲揃い、リラクシンの名の通り肩の力が抜けた気持ちの良い演奏です。


そして、今回どうしても紹介したいもう一人は、夭折した(25歳で亡くなった)天才トランペッター、クリフォード・ブラウンです。


Clifford Brown And Max Roach
Study In Brown

Clifford Brown (tp)
Harold Land (ts)
Richie Powell (pf)
George Morrow (b)
Max Roach (ds)


クリフォードの音は暖かく、その演奏には常に歌がある。
僕が一番好きなトランペッターは間違いなくクリフォードです。

クリフォードの何がそんなにスゴイか?
僕がアメリカに留学していた頃に話したミュージシャンの何人もが、クリフォードがもし長生きしていたならば、ストレートアヘッドなジャズは今より飛躍的に発展してジャズの歴史はもっと違ったものになっていただろうと口を揃えて言っていた、というエピソードがあるくらいスゴイミュージシャンなのです。
分かりにくいかな?f^_^;)
ま、演奏を聴いてもらえれば分かるに違いありません。

クリフォードはドラマーのマックス・ローチと双頭バンドを結成していて、今回紹介するCDもこのバンドの作品です。

この作品にはスタンダードのとオリジナルが収録されているが、スタンダードも先に紹介したマイルスのCDと違い、しっかりとアレンジされている。
例えば普通はミディアムテンポで演奏される"If I Loved Again"をアップテンポでバンドで合わせるところを決めて演奏していたり、"Take The A Train"の冒頭部分に列車が今にも走り出す様を見事に表現したイントロがついていたりします。
そして、クリフォードのオリジナルはスタンダードの様に聴きやすくカッコ良い。
彼の音楽には歌があるからでしょうね〜。
"Sandu"はクリフォードが18才の時に書いた楽しく明るい必聴のブルースです。


続きまして、今回紹介したCDを気に入ってくれた方達へのアフターケアのコーナー!!(^^)


マイルスのRelaxin'を気に入った方はマラソンセッションの4枚("Cookin'", "Relaxin'", "Steamin'", "Workin'")を揃えてみてはいかがでしょうか?(^^)

"Study In Brown"を気に入った方は"More Study In Brown"もあります。
クリフォードのアレンジしたスタンダードで僕が一番カッコ良いと思うのは、"Incorporated"に入っている"I Get A Kick Out Of You"です。

良ければどうぞ聴いてみて下さい。
Posted by クレフ at 2011年08月27日 00:00 トランペット

ことりっぷ?

久しぶりになってしまいました。

最近、取材が増えてヘロヘロしております。
その中で『ことりっぷ』という雑誌の取材の中で
ライターさんからお薦めの曲は?2〜3曲あげて下さい!!
と言う、私にしてみれば結構な無茶ぶり!!をされまして、はい。
どんなSituation?かも選んで下さい!!と無法地帯。
はてさて?

さあどうしましょう?

まあ、ヴォーカルから始めるか!!ついでにブログも更新しちゃおうってなわけで

皆様、まず、これを見て下さい!!


ユーチューブ



知ってますか?ビリー・ジョエルの名曲Just the way you are

これをDiana Krallがカバーしています。

もともと彼女のアルバムは、全部持っていますが、これ結構好きなんです。

『Live in Paris』に入っています。
アルバムとしての完成度は、S級です。






ライブ盤って独特の流れがあって良いものですね。

いつ、どの状況にもフィットしますよ!!






Posted by クレフ at 2011年08月25日 14:17 ヴォーカル

簡単

どうも、暑いですな!!と僕です。

前回、聴き比べ?で終わってましたから続きです。
まず、これを見て下さい!!



東京事変(椎名林檎)ですね!!どっちで呼ぶのか?ポップスよく解んないので、勘弁ください。

The Lady Is A Trampというとても有名な曲です。ジャズでもよく演奏される曲です。
なんと、最近、私も知りました。
なかなか、勢いがあって良いですね!!

この曲をジャズでは?



お茶目にフランク・シナトラとエラ・フィッツジェラルド
シナトラ?ジャズ?解りやすく間の子を選び、女性の黒人である
エラ・フィッツジェラルドがバリバリのジャズです。
違い?解りますか?椎名林檎とも違うでしょ?これが、ジャズのノリなんですね!!

少しレベルを上げます!!
音だけです。><この前まで映像もあったのに!!







ニューヨークを代表するピアニストBill Charlap 今西先生もお薦めしてた人です。

とまあ、いろんなスタイルで演奏していますね!この違いを理解するとジャズって簡単なんです。
皆さん、比べてみて下さい。




Posted by クレフ at 2011年08月11日 17:41 ヴォーカル

おすすめCD第一弾!!

はじめまして、今西佑介です。
一口にジャズと言っても、いろいろなジャズがあり、その中から何の知識もなく最初の一枚を選び、自分のイメージしたジャズに巡り会うのは難しい事だと思います。
ジャズを聴き出してみたいけど、何から聴いたらいいのか分からない、もしくは、前にジャズのCDを聴いてみたけど、思ってたようなものじゃなくて、残念だったという人達に様々なジャズのCDの中から僕がオススメするCDの情報を隔週で掲載していきたいと思いますので、どうぞこれからよろしくお願いします。(^^)

さて、そんな記念すべき第一回目で僕が紹介するのは二枚。

一枚目は数あるジャズのCDの中でも珍しいボーカルとピアノのデュオです。



Tony Bennett & Bill Evans



Bill Evansは長いジャズの歴史の中でもこの人以上にすごいピアニストはいないのではないかと思う伝説的なプレイヤーです。

そして、このCDは僕が持っているボーカルのCDの中では一番のお気に入りで、長年の愛聴盤です。
デュオというシンプルな編成の中にもジャズの魅力がたっぷり詰まっている。

トニーの歌は聞き取りやすく、表現も豊かで美しい歌詞が心に染み入るようだ。
ビルのピアノは弾く音全て、他の選択が考えられないほど無駄がなく、歌心に溢れている。

二人の息のあった演奏はまるで会話しているよう。
選曲も良く、ビギナーだけではなく、全てのジャズファンが文句なしに楽しめる名盤です。

この二人は「Together Again」というデュオ二枚目のCDも出していて、こちらのCDも一作目に負けず素晴らしいCDですよ~。



Bill Charlap 「Stardust」



Bill Charlapは現在もNYを中心に世界中で活躍しているピアニストで、上品な透明感のあるピアノの音、繊細な中にダイナミックさを持ち合わせた、僕の超オススメのプレイヤーです。

このCD一枚でピアノトリオ、トリオにサックスを迎えたカルテット、トリオにボーカルを加えたカルテット、ピアノとサックスのデュオ、そしてピアノのソロといった編成が楽しめます。
ボーカルには、男性(先のCDで紹介したTony Bennett)と女性が参加しています。

また、よくあるコンピレーション(他のCDからの寄せ集めした曲で作られたベスト盤のようなCD)ではないので、一枚の作品として楽しめます。

「ジャズは難しくて分からない」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、これらのCDは全く難しくないですし、少なくともなんらかの「美」は感じとれると確信しています。

今西佑介
http://jazzbone.exblog.jp/
Posted by クレフ at 2011年08月05日 00:30
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